【第一章:超越者編】人生の導き

人生観

日は昇り、そして沈む。
日々の繰り返しの中で、人は成長し、老い、そして動かなくなる。
平凡な人生を歩む者、大きな富を得る者、何もかも失う者。
それぞれが自分のストーリーを紡いでいく。

富とは何なのか。
同じ人生なのに、なぜ差が出るのか。
何千年も同じ事を繰り返し、なぜ毎回同じ結末を迎えなければならないのか。

社会人1年目の月給は、手取りで16万円だった。
半年ほどお金を貯めて株を買った。
すごい勢いで株価が下がって、10日も経たない間に株価が半分以下になった。
恥ずかしくて誰にも言えなかった。

人生の機会は平等。表面上はそう取り繕っている。
しかし、社会人になってから気付かされる。
一部の人だけ優遇された出来レースで、大半の人は大きな岩で塞がれて進めなくなっている。
そして、みんな諦めてそれを人生として受け入れる。

でもね、人生は1度きりなんだよ?
体に温もりがあるのは1度きりなんだよ?
私は自分のストーリーを全うしたい。

長い期間、彷徨い続けた。
自分自身の投資スタイルが出来てきて、少しずつ資産は増えていった。
わずかな希望が見えている気がした。
しかし、まだ何かが足りないと感じていた。

自分自身のストーリーって何だろう?
有名な投資ルールを順守する事かな。
テクニカル分析を頑張って覚えることかな。
投資の賢人の言葉を大切にする事かな。
でもそれって自分なの?
自分自身の人生を走り切ったと言えるの?

投資の常識なんか参考程度でいい。
迷いを断て。
自分の判断を信じろ。
たった1度の人生を走り切っているかを大切にしろ。

人生との呼吸の一致を感じた。
その時、大きな衝撃が走った。
今まで感じた事の無い大きな衝撃だった。

そして、その衝撃が収まったとき、
未来を閉ざしていた大きな岩が・・・
真っ二つに割れていた。

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